動物病院のアンバサダーを増やすべし

動物病院のアンバサダー増やすべし

アンバサダーって聞いたことありますか?

こんにちは。株式会社HUMOの江鹿正行です。

手前味噌で恐縮ですが、明日は以前より計画をしていた横浜の動物病院就職セミナーでして定員オーバーの満員御礼となっております。

弊社として初めての試みだったので内心ドキドキしておりましたが、無事に第一回目を迎えることが出来そうでによりです。

動物病院就職フェア2016~横浜の動物病院で働こう~【更新】

2016.03.18

ということで早速、本日のお話をしたいと思います。

本日の話題は「アンバサダー」です。毎度毎度、動物病院および獣医療関連のお話ばかりをしている私こそがもしかしたら日本全国の動物病院アンバサダーじゃないか?とか半分冗談で、半分本気で思っている今日この頃ですが、つまりのところ「アンバサダー」を直訳すると「大使」。

まぁ大使ってなんやねん?って話になるわけですが、マーケティング上におけるアンバサダーの扱われ方というのは、「商品・サービスの魅力や良さを宣伝してくれる人」です。

とはいっても、例えば私が、動物病院の獣看護師さんが「うちの病院のサービス良いですよ!私は動物病院アンバサダーですYO!というのは利害関係者であるが故にその信ぴょう性や説得力と言う意味では皆無に等しくなってしまう話でしかありません。

つまりのところ先ほどの例で申し上げると、動物病院の内部の人が外部の人に向かってアンバサダーとなるような話ではなく、もとより動物病院の外部の方、あるいは動物病院のサービスを利用している(または以前にご利用いた)お客様が、積極的に動物病院のサービスを知り合いなどに向けてアピールしてくれているような形が、アンバサダーが意味する姿です。

○○大使といえば、時々芸能人などが地域の観光大使などに任命されるのをニースで見たことがあるかと思いますが、まさしく観光大使のようなものがアンバサダーという話ですね。もちろんあのような観光大使というのは地方自治体と芸能事務所間における契約があった上での「PR活動」のケースが大半なのでしょうが、そのような具体的な利害関係や契約などというものが存在しない形で、アンバサダーを如何に増やしていくかというポイントは、今後の動物病院経営に大きなインパクトを与えうることかもしれません。

またこのようなアンバサダーマーケティングは、ソーシャルメディアを通じた拡散力や影響力を行使できるとその爆発力というのは、必要になるコスト的な観点で考えても非常に投資費用対効果が高いとも言われており、昨今ではSNS上において本人にはそのつもりがないものの、口コミなどを掲載してくれるような方も「アンバサダー」と呼ぶようになっています。

つまりアンバサダーマーケティングは、まさしく本人がPR活動とは意図していようといまいと、自然と個人のネットワーク上において口コミをしたくなるような仕掛けや仕組みを作っていくことにその主眼を置く形になってきています。

アンバサダーは個人の影響力拡大の象徴

以前のアンバサダーというのは、まさに先ほど例にあげたような観光大使といったような有名人が一般人よりも大きく勝る影響力を行使するようなイメージでした。

つまりメディア露出も盛んな有名人が、公の場において宣伝活動をしてくれるが故のアンバサダーだったわけですが、SNSの普及によって一般人でも非常に多くのネットワークを有している状況が生まれ、そのネットワーク上に情報を波及させることが波紋が広がっていくかのようにどんどんと多くの人々へ伝わっていくような現象が発生するようになります。

アンバサダーマーケティングにおいては、日本で最も有名なのは、ネスカフェゴールドブレンドのアンバサダープログラムでしょう。その名も、そのまんまネスカフェ・アンバサダーです。

このネスカフェ・アンバサダーの取り組みは、アンバサダープログラムというよりも、その販売戦略も含めた総合的な戦略が非常に秀逸でネスレ日本の売上にも多大な貢献をしたようです。

ご存知の方も多いかもしれませんが、ネスカフェゴールドブレンドバリスタと呼ばれるちょっと卵をさらに縦に引きのばしたような赤いコーヒーマシンを無料で届けてもらえるというもので、そのためには社内の誰か一人を「アンバサダー」として登録し、情報の共有を行ったりコーヒーの詰め替え商品を購入したりするような楽しそうな取り組みになっています。

もちろんこの取り組みそのものは、後から聞けば成功して当然のように感じてしまうのが人間の性だったりするのですが、全くこのような取り組みがされていない中をコーヒーメーカーを無料で配るという経営リスクを取ることのできたネスレ日本のマーケティング能力は非常に素晴らしいものであるのと同時に、勝負勘の重要性を改めて強く認識させられる次第です。

マーケットとしては、コーヒーに注目が集まっている時勢もあったように思われますが、どちらかというとい値段も多少張るようなコーヒーやコーヒーメーカーにマーケットの興味は向いているものだと私自身は思っていた面もあり、そこに「コーヒーメーカーは欲しいけど高いよね」「自宅用に買ってもどれだけ使うのかわからないしなぁ…」といったユーザーの声を拾うと同時に、コーヒーを飲む人達が仕事の最中や休憩時間にどれほどのコーヒーを消費するのかといった市場ニーズを見事につなぎ合わせて、会社にコーヒーメーカーを無料で押し込むという結論に到達しているように思います。

またこの取り組みは、SNS上の共有などをきっかけにしてアンバサダーへの応募人数が10万人を超えているようで、詰め替えコーヒーの購入による売り上げの向上に留まらず、会社でのコーヒーメーカーの利用を通じて自宅にも購入をするような流れを作ったそうで、結果的には膨大なマスマーケティングに広告費用を使わずに、非常に高い投資費用対効果を得ることに成功したようです。

動物病院のアンバサダー

動物病院に話を戻してみます。

動物病院のアンバサダーというのは、例えば病院の隣に住んでいるペットを飼っていない隣人が突然アンバサダーになってくれる可能性はもちろん0とはいえないかもしれませんが、可能性としては極めて低く、当然ではありますが潜在的なアンバサダーというのは現在あるいは将来の動物病院の利用者であるペットオーナーの方々に他なりません。

では、そのようなお客様に対してどのような取り組みができるか?という点は各動物病院毎に異なるかもしれないのは事実ですが、あまり小難しく考える必要はなく、きっと今までも無意識のうちに行っていたちょっとした気遣いなども結果的には動物病院のアンバサダーを生むきっかけになってくれるのが現在のネット事情であったりもします。

例えば、ペットの誕生日月に来てくれたペットオーナーには動物病院のノベルティグッズと共に可愛いペットグッズをプレゼントする。結構な動物病院がやっているかもしれませんが、それが共有されることを意識してやっている動物病院がどれくらいあるでしょうか?そして共有された場合の次の導線設計をどこまでやっているでしょうか?

例えば写真撮影されるであろうノベルティーグッズに自社の集客用ページのURLをプリントしておいたり、写真に撮影される場合の構図まで考えたオリジナルノベルティグッズの制作まで思考をまわしたことがありますか?

さらには、ちょっとした会話の中でやんわりと「共有」をしてくれることを希望している旨や共有をした後に「共有しておきましたよ~」と報告をすることが出来るような動物病院のSNSネットワークの用意などなど、「アンバサダー」を中心としてどのようなやり取りが発生する可能性があるか、までを考えることが出来ればどんどんとネットワークが広がっていく可能性もあります。

もちろんテクニックに走りすぎる必要はなく、全ての行為のベースには「動物病院とペットオーナーの関わり方」に対する企業理念が込められて然るべきです。その理念がわざわざ広めてもらう必要性はないと考える立場なのであれば、それを否定する必要はないでしょう。

しかしながら、SNSや写真共有コミュニティがコミュニケーションの基盤となっている昨今の世の中において、どれだけペットオーナーのことを思って行っている行為も、SNSなどにも一切共有されないようなその動物病院の「想い」は、本当にペットオーナーの心に届いているのか?は常に検証をする必要があると考えます。

よりアンバサダーマーケティングについて詳しく知りたい人にはこちらの本がお薦めです。

WEB集客の相談から採用支援までお手伝いします。

現在の動物病院のサイトがしっかりと運営をされているか、問題はないかを無料で診断しております。

また、採用に関するご相談も承っており、採用セミナーなどのご案内もさせていただいております。

まずはどのような点にてお困りか、お気軽にご相談をいただけますと幸いです。

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ABOUTこの記事をかいた人

株式会社HUMOの共同創業者。外資系投資銀行に新卒で入社し、その後は起業。東京や上海で新規事業の立ち上げなどを行う。成功も失敗も沢山経験し、一度サラリーマンに戻ってみたりと迷走し、再度の独立。その後、株式会社HUMOに参画。基本的にはスキーム作りや企画、戦略立案などがメイン業務。一方で、基本的には自分で色々とやってきた手前、色々と中途半端にできるので結局自分でやろうとします。最近は育児とミラーレス一眼にはまっています。