動物病院集客とキュレーションサイト

動物病院集客とキュレーションサイト

キュレーションサイトの功罪

こんにちは。株式会社HUMOの江鹿正行です。

連休のど真ん中にある今日という営業日を疎ましく思う私は、きっと甘ったれた就業環境にいるに違いないと自省しつつ、きっとお休みを返上してお仕事に邁進されておられる動物病院関係者の方々に置かれましては、体調を崩されぬようにゆっくりと体を休める時間があることを切に願うばかりでございます。

さて、本日のトピックスはキュレーションサイトです。

現在もたくさんのキュレーションサイトが存在しており、またもしかしたらすでに時代は「キュレーションサイト」という表現をある程度過去のものとしているような気もしないでもありませんが、動物病院のキュレーションサイトの活用方法について考察をしたいと思います。

キュレーションサイトとして有名どころは、Naverまとめなどがありますが、何をしているかというとネット上に無数に存在する情報を、収集し整理し、また独自の視点などを加える形で一つのまとまりを作るイメージです。

情報元に対する著作権や権利侵害、あるいはタダ乗りと言われるような問題などが多数存在するのも事実で、これについてはここでは言及を控えますが、その圧倒的な集客力というのは極めて魅力的であることは事実です。また、インターネット上におけるあまりにも膨大な情報によって従来の検索エンジンに期待される情報を集める精度についても困難が発生しており、そのようなタイミングで台頭してきたキュレーションサイトは、時代のニーズとも合致して、急激に普及をしました。

他方、その情報元の信ぴょう性などのフィルタリングが難しい状況でもあり、キュレーションサイトとの相性という点においては、動物病院はある程度一線を画したほうが良いと個人的には考える次第ですが、この流れに乗じて一気に情報の拡散を図られた領域にペット関連情報という、動物病院関連情報に非常に親和性が高い領域があります。

この手のペット関連情報というのは、ペットに関する情報をより身近に感じるほどに多種多様な情報提供をしている面もありますが、同時に問題のあるような情報も流布されているのが実態で、そのチェック体制や真偽を確認する術がないままに現在も大量の情報がネット上には点在していると言わざるを得ません。

ペット関連業界からの情報

さて、ペット関連業界というのはたくさんの情報元が存在します。

ペット関連のキュレーションサイトなどがその代表的なものですが、動物病院の集客導線、もっと具体的に言えば動物病院の集客キーワードと多々かぶる点が多いのが事実で、本来であればこのようなペット関連のキュレーションサイトに対して一定情報精度を求めるべき動物病院業界が、その集客導線欲しさに協力をしているケースも多々見られ、この状況はいよいよ何が本当の情報で何が間違った情報かを一般消費者に判断するように求めるのは、極めて難易度が高い様相を呈してきていると言わざるを得ません。

また、これは集客サイドの問題でもありますが、検索キーワードに対して上位に表示されることが是とされる自然検索界隈のビジネスモデルと、実際にクライアントが検索結果の上位に自分のサイトを表示させたいと願う願望が手伝って、ここに利害の一致が図られることになるため、本来であれば正しいことを正しく行えばよいはずの動物病院の集客においても、中身は関係なしに「場所+動物病院」の検索対策のためだけに地域の動物病院を列挙しているようなサイトも散見されます。

そのサイトがどのような情報を掲載し、自分の動物病院のサイトをこれ以上ないくらいにブラッシュアップしていくことを放棄して、軽はずみにキュレーションサイトに自社の集客導線を頼るような行為は、短期的な集客戦略としては良いとしても長期的に見ればメリットよりもデメリットの方が多いと考えるほうが無難な可能性すら存在しますので、との時々に最も適した手段かどうかは都度、動物病院としての戦略的決定を行う必要があることについては留意が必要だと当社は考えております。

キュレーションサイトの活用

さて、一方で、何が正しいかよりも、兎にも角にも集客がしたいのだ!というケースにおいてキュレーションサイトがどのように活用できるか?という話ですが、結論としては動物病院としての事業フェーズにおいては導入を検討してもよい、という程度かと考えています。

立ち上げから安定化までの期間

実際問題としては、立ち上げから事業の安定化の期間の中にも動物病院を構えている場所や想定されているペット人口、競合動物病院の数などによって諸条件は非常に細かく分けることがあるのは事実ですが、少なくとも特定の地域に対して自社が選択肢の上位に必然的に上がってくる場合は、まずはその地域を完全に掌握することを最優先として自社ホームページの充実を図るのがベストです。

この時期にどれくらい真剣に自社ホームページに向き合えるかによって、その後のフェーズがどれくらい大変かを結論付けるわけですが、そんな当たり前のことはわかりつつも実際にはなかなか向き合うのが難しく、そんな時間もないという動物病院の方が非常に多いので、ここはいずれにしても「自社ホームページ」を充実させる時期としてキュレーションサイトなどには手を出さないのが吉といえます。

多店舗展開を検討するようなフェーズ

では、実際にどのようなタイミングでキュレーションサイトのようなタイプのサイトを活用できるか?という話になりますが、特定条件下における多店舗展開などを行っている場合などに限って検討するのが良いのではないかと考えられます。

ただし、例えば多店舗展開をした場合においても、新規出店先においてはやはり個別のウェブサイトが必要になり、そのサイトを最大限にブラッシュアップするという前提があるのは変わりないと思いますが、新規サイトがより良い形になるまでのタイムラグをキュレーションサイトなどに頼るという選択肢は十分に検討の余地があるかもしれません。

間違えのないように言及しておきますと、私自身はどこまで行っても自社のサイトをまずは最優先に作りそして動物病院をやめる時まで持ち続けることができる無形資産としてちょっとづつでも投資をして行く対象とすべきだと考えており、例えば飲食店における「食べログ」や「ぐるなび」、美容院など領域におけるホットペッパーといったサイトの存在は、決して歓迎すべき話ではないと考えています。

一方で、現時点においては上記にあげたサイトなしには集客が非常に難しいといわれる業界でもあるので、同業界における現時点での最適解はそれらの集客サイトを活用する以外にないという話にしかならないのは言うまでもありません。

これは事業の核となる集客そのものを自社のコントロール下にはあまりない状態に預けてしまう行為そのものは回避できるのであれば回避した方が良い話でしかなく、外食産業や美容院のように一地域に競合他社となる店舗が非常に多い特殊なケースでない限りは回避が可能だとも思っています。

最後に

さて、今回はキュレーションサイトの話から、多少脱線をしてキュレーションやその他の集客サイトまで話の範囲が広がってしまいましたが、今回の投稿において申し上げておきたかった点は大きくは以下の点です。

  • 動物病院の集客に際しては、まずは自動物病院のサイトを戦略的に構築し運営していくことがが最優先。
  • 多店舗展開をする動物病院の場合でも、各地域における動物病院サイトを作り同様に戦略的運営をしていく必要がある。
  • 信頼できる情報ソースを持つ業界を代表するようなキュレーションサイトは存在してもよいが獣医師が事細かくチェックをするようなサイトであるべき。
  • 集客の為だけのキュレーションサイトは、業界の健全化のためには利用しないほうが良い。

こちらに述べているのはあくまでも私個人の考え方であって、ひょっとしたら株式会社HUMOの公式見解とも異なる可能性はあるかもしれませんが、私自身がずっと携わっているWEBマーケティングの領域において、動物病院は安きに流れなければまだまだ自助努力によって改善できる点が非常に多いのも事実だと感じている次第で、より正しい情報をより正しい形で教示してくれる信頼のおける支援業者と動物病院との結びつきを願ってやみません。そしてそれこそが、今後の動物病院業界のスタンダードを作り上げ、そして発展の土壌となっていくと信じています。

WEB集客の相談から採用支援までお手伝いします。

現在の動物病院のサイトがしっかりと運営をされているか、問題はないかを無料で診断しております。

また、採用に関するご相談も承っており、採用セミナーなどのご案内もさせていただいております。

まずはどのような点にてお困りか、お気軽にご相談をいただけますと幸いです。

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ABOUTこの記事をかいた人

株式会社HUMOの共同創業者。外資系投資銀行に新卒で入社し、その後は起業。東京や上海で新規事業の立ち上げなどを行う。成功も失敗も沢山経験し、一度サラリーマンに戻ってみたりと迷走し、再度の独立。その後、株式会社HUMOに参画。基本的にはスキーム作りや企画、戦略立案などがメイン業務。一方で、基本的には自分で色々とやってきた手前、色々と中途半端にできるので結局自分でやろうとします。最近は育児とミラーレス一眼にはまっています。