2016.01.20

サイトの色使いと動物病院の印象

サイトの色使いと動物病院の印象

はじめに

こんにちは。株式会社HUMOの江鹿です。 今日は、動物病院のホームページに関する話題でも特に感性の性現れる「色使い」についてのお話をしたいと思います。 ちょっと話が主旨とはずれてしまうかもしれませんが、動物病院のクライアントを多くお持ちの税理士・百瀬弘之先生の著書にも動物病院のホームページの色に関する言及がされておりまして、統計的にはペットオーナーが好みの色の代表として扱われているのは「白」「緑」「青」の三色と言われれています。 こちらの著書にて、ホームページなどのインターネット関連にへ言及が、「どうぶつ病院を繁盛させる50の方法」と題した50の中に2つほどしかありませんでして、この点については私としては百瀬先生に苦情の一つでもいれたい気持ちですが「現在の実情」と真摯に受け止め、とは言っても今後はインターネットとスマホ活用の重要性はますます重要になってくると普及活動に勤しみたいと思った次第でございます。 さて、では実際の色について少し説明をさせていただきたいと思います。

色それぞれの特徴

白=【イメージ】清潔感・穢れの無い・純粋さ・高潔さ・神聖さ

例えば、「病院」をイメージした時に思い浮かぶ色、と言われると多くの人は「白」となる場合が多いように明確なイメージを人々に与えることができることになります。色遣いは意外と難しいのですが、色と繋がる人間の意識というのは思いのほか強いものです。 動物病院も病院のイメージと重なるため、清潔感や純粋さを求められていることがわかります。これは、例えば医療関係者が着る衣服が白っぽい色の物が多いことにも表れていると言えます。 色が先にあってイメージが固まったのか、イメージが先にあって色が選ばれたのかは定かではありませんが、いずれにしても白が与えるイメージを大切にする方が賢明と言えます。 一方で、病院の外装や制服、ロゴのデザインなども拘って経営をされているような動物病院の場合などは、そのイメージカラーが出来上がっているような場所もあり、そのような動物病院の場合は、お客さんにアンケートなどを取ってイメージカラーを確認すると過半数は同じ色のイメージを持っているなど、寄り身近に感じてもらう戦略が功を奏している成功モデルも見受けられます。

緑=【イメージ】自然・ナチュラル・穏やかさ・協調性・野生

良く自然派化粧品とか、あるいは無添加商品や大自然などのキーワードが関連する商品や企業のサイトは緑が多用される傾向があります。 自然の色そのものの象徴でもあるため使いやすい配色ですし、疲れた時には緑を見る、といった話があるくらいに「癒し」を与えてくれる色でもあうためペットオーナーが好む理由もわかる気がします。 ただし、医療を提供する場所は別の側面からみると「人工的」であって「無機質」でもあるため、緑が全面に出すぎるとイメージが実際とはかけ離れた状態になっていく場合もあるかもしれません。 もちろんイメージ戦略として当初から計画的にそのポジションを取る場合には問題ありませんが、無意識の場合には多少の注意は必要です。

青=【イメージ】知性・涼しさ・誠実さ・信頼感・爽やかさ

最近はフラットデザインや写真や動画がトップページのベースになっているデザインの企業サイトが増えましたが、一昔前のコーポレートサイトには青系の色がメインで使われていることが多かったように、誠実さや安心感、知的な印象や信頼感といったキーワードが連想される色ですね。 また涼しさを表現する場合なども含め、「水」に纏わるものなどには概ね、青が使われるような気がします。 動物病院のサイトで利用をする場合には、「信頼感」「誠実さ」などを全面に出そうとする場合の意図が多いでしょう。

灰=【イメージ】調和・バランス・上品さ・落ち着き

実際には、薄暗い感じや不安などをイメージする色とも言われているので大胆に使うのは難しいかもしれませんが、灰色単体ではなく他の色と合わせて使うことによってその色の良さを発揮してくれます。 そういう意味では、まさに色のバランスを調和してくれる役割を担ってくれるため、ウェブサイトでは重宝する色でもありますが、動物病院ではあまり利用されているイメージはないかもしれません。 尚、サイトで利用する場合には白に近いような灰色を利用することが多いです。

紫=【イメージ】優雅な・高貴な・神秘的な

使い方が特殊で、他の色と比較をしても捉えどころがない色で、抽象的とも言えます。 反対に、紫を効果的に使う人というのは芸術家の人や感受性が高い人達に多いように、想像力を表す色とも言われていますね。 高貴な印象や神秘的な印象を与える色とも言われているため、ワンポイントカラーとして利用する方が効果的かもしれませんが、動物病院のサイトを作成する際には、個人的には少し避けたい色かもしれません。

赤=【イメージ】情熱的・活動的・躍動感

元気な様子を表現したい場合や活発的なイメージを出したい場合などに利用する色です。 赤い色のものを見ると興奮してしまう動物がいるように、使い方を間違えるとイメージとはかけ離れた印象を相手に与える場合もあるでしょう。 動物病院の場合は特に赤と血を結びつけられてしまう恐れがあるため、あまり赤を意図的にサイトに入れ込むケースは少ないよ うに思われます。 一方で、適切なサイトデザインとコンセプトがあれば情熱的で生命力を感じることのできるサイトにもなる色でもあります。

橙=【イメージ】思いやり・暖かい・温厚・親しみ

オレンジ色を動物病院のサイトに使う場合の意図は、「思いやり」「親しみやすさ」といったところが多い印象です。 よく食欲の秋を表現するようなサイトや画像ではオレンジがメインカラー、またはワンポイントカラーとして使われていることが多いですね。 たま賑やかな様子や楽しい気分を表す際にもオレンジは効果的に利用されますので、上手に活用できればとても動物病院とは相性が良いカラーとも言えそうです。

黄=【イメージ】好奇心・向上心・幸福・初々しさ

黄色は、気分を高めるような効果があったり、注意を促す色とされていますね。 初心者マークや工事や道路の注意を促す看板には黄色が使われている点からも理解できるかもしれませんが、実際にウェブサイトで利用される黄色はもっと明るい黄色の方が使われることが多い印象ですね。 動物病院のサイトの背景色は白であることが多いため、使途の上に黄色が使われると視覚的に見ずらい印象を与える場合もあるため、白色背景のサイトに利用する場合には上手に配色をする方がよいでしょう。

黒=【イメージ】高級感・威厳

イメージについてはなるべくポジティブなものを記載していますが、黒は色として与えるイメージは、ネガティブな方向に向いていることが多い色です。 人間は、本能的に暗闇に恐怖を覚えるのと同様に黒に対するイメージもネガティブになりがちですが、その中でも力強さや高級感、威厳に満ちている様子を表すには使いやすい色です。 動物病院としてはなるべく避けたい色なのかもしれません。 背景色やその他の素材に黒を使っているサイトはほとんど見かけません。

神は細部に宿る

動物病院のホームページの色は、サイト作成の際に何気ない簡単な質問とそれに対する回答から決定されてしまっていることが多いのが実情です。 業者「サイトの色はどんなイメージでいきましょうか?」 院長「う~ん、信頼感のある感じにしたいな。」 業者「わかりました!」 といったような会話です。 上記のようなケースでは大抵、青系の色が使われているサイトになったりします。 例えその形で決まったサイトであっても、写真やコンテンツを入れていくことによって最終的には色そのものよりも強い形でサイト全体のイメージは出来上がってくるのでそこまで大きな問題と捉える必要はないのかもしれません。 一方で、弊社としては細部にまでこだわったサイト制作を提案させていただいています。 「神は細部に宿る」という言葉のように、素晴らしい仕事は細部までこだわって作られていて、その小さなこだわりこそが本質を決定するということですね。 動物病院は、その地域の医療をにない動物の命を扱うことが仕事です。 細部にこだわる本質をサービスを通じてお客様に感じてもらうことこそが本望であると、私は勝手に考えて、動物病院のWEB戦略に携わらせていただいております。

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