動物病院ホームページとモバイルフレンドリー

モバイルフレンドリーに対応していますか？

こんにちは。株式会社HUMOの高濱です。昨日は「モバイルファーストインデックス」についてのお話をしましたが、本日はそれに関連して、モバイルフレンドリーについて解説します。

モバイルフレンドリーとは

モバイルフレンドリーとは、グーグルが提唱する「スマホ（モバイル）ユーザーに使い勝手のよいサイトを作りましょう」という考えのことです。これは2015年から運用が開始されていますが、当時はモバイルファーストインデックス同様に話題にあがりました。 背景にあるのは、スマホからのアクセス増加です。あなたもご経験があると思いますが、スマホ化されていないサイトをスマホから見ようとすると、PC画面がそのまま表示され、画面を大きく引き伸ばさないと内容を読むことができません。それでは検索ユーザーに不親切だよね、ということでスマホ化していきましょう、という流れで導入されました。 参照：Google ウェブマスター向け公式ブログ　モバイルフレンドリーアップデートを開始します

モバイルフレンドリーなサイトのメリット

グーグルは「モバイル版の検索結果において、モバイルフレンドリーなページの掲載順位が引き上げられる」ことを明言しています。裏を返すとスマホ化していないと相対的に順位が下がる可能性がある、ということです。 そもそもスマホ化していないサイトは、スマホから見づらいために検索ユーザーの離脱率が上がったり、滞在時間が短くなったりすることでグーグルから低評価を受けやすくなります。今や動物病院ホームページの6割〜8割がスマホからのアクセスですので、ホームページでの集客や採用を考えている方はスマホ化は非常に重要な要素です。

縮小する市場に、増加する動物病院。常に競争に晒されている

動物病院ではスマホ化していないホームページも未だ多く残っています。動物病院の中には既に集客が十分にできていたり、スタッフ数の関係上今の来院数で満足している場合もあり、ホームページが存在するだけで十分だというケースもあるでしょう。しかし将来、近所にライバル病院ができたり、突然のスタッフ辞職に伴う人員採用が発生しうるリスクを考えるとホームページが魅力的であることは集客・採用面におけるリスク低減に繋がります。

モバイルフレンドリーなサイトとは

具体的にサイトのどの要素がモバイルフレンドリーに当てはまるのでしょうか？大きく2つの視点に分けられます。

スマホでの使い勝手をよくする

• 【テキストサイズを調整する】文字が小さすぎて読めないのは好ましくありません。
• 【リンク同士の間隔を調整する】リンクが近すぎると、誤ったリンクをクリックする可能性があります。
• 【スマホ用の表示設定を行う】スマホに最適な表示をするためには、各デバイスの画面サイズに合わせた表示を行う必要があります。そのためには「viewport」というタグを設定する必要があります。
• 【Flashを使用しない】Flashとは、adobeが開発したスクリプト言語の一種ですが近年においてはブラウザでのサポート終了に伴い新たに利用をする人はいない一方で未だに動物病院ホームページのトップページでみることがあります。しかし、いまやアイフォンやアンドロイド端末ではFlashは対応しておらず、Flashは過去の産物と化しています。

2、ページが開くスピードを上げる

• 【画像を縮小化する】画像のサイズが大きすぎると、ページを開くのに時間がかかってしまいます。
• 【CSSやJavaScriptを最適化する】WEBページを装飾（色をつけたり、動きをつけたり）するための言語であるCSSやJavaScriptの最適化を行いましょう。

モバイルフレンドリーかどうか確認する方法

簡単に確認する方法が2つ方法があります。

モバイルフレンドリーテスト

グーグルが無料で公開しているモバイルフレンドリーかどうかを確認するためのツールです。アクセスをして、チェックしたいURLを貼り付けるだけです。 https://www.google.com/webmasters/tools/mobile-friendly/

ページスピードインサイツ（PageSpeed Insights）

グーグルディベロッパーズが無料で公開しているツールです。1と同様、操作は非常にシンプルです。 https://developers.google.com/speed/pagespeed/insights/

モバイルフレンドリーで検索ユーザーに優しく

モバイルフレンドリーにすることで、より多くの検索ユーザーに快適にあなたの動物病院ホームページを閲覧できるようにしましょう。近年はスマホ化する動物病院が増えていますので、対応がまだ済んでいないところは相対的に評価が下がりやすくなりますので、早めの対策をお勧めします。