動物病院の求人専用サイトの有効性

動物病院と求人専用サイト

こんにちは、株式会社HUMOの高濱です。動物病院の院長先生からよく聞くお悩みとして「集客(飼い主さんを増やしたい)」「採用(良い人材を採りたい)」という2つのお悩みがあります。今回は後者の「採用」に焦点を当てます。

求人専用サイトとは?

近年増えてきた、動物病院サイトとは別の求人専用のサイトのことです。同じサイト(URL)内に作ることもあれば、別のサイト(URL)とすることもあります。求人専用サイトがあることで、動物病院とは異なる雰囲気を打ち出せ、採用活動に力を入れていることが伝わるメリットがあります。

例えば人の病院ですと、こういうものがあります。

・済生会熊本病院
(病院のホームページ)
http://www.sk-kumamoto.jp/
(採用サイト/ページ)
http://www.sk-kumamoto.jp/recruit/

・東大病院産婦人科
(病院のホームページ)
http://www.h.u-tokyo.ac.jp/patient/depts/a_joseika02/
(採用サイト/ページ)
http://plaza.umin.ac.jp/tkyobgyn/recruit/

動物病院ですとこういったものがあります。

・DVMsどうぶつ医療センター横浜
(病院のホームページ)
http://www.yokohama-dvms.com/
(採用サイト/ページ)
http://www.yokohama-dvms.com/code/recruit/index.html

採用サイトは「絶対に」あった方がよい

求人強化をしたい動物病院さんにとって求人サイトは「絶対に」合った方が良いです。一定の分野で突出した業績を挙げている動物病院さんや大学とのパイプがあり、常に学生が入ってくる仕組みがあれば別ですが、無いより合った方が絶対に良いです。

どうしてここまで強く言うのか、ご説明いたします。

大体の動物病院さんの求人活動内容

「良い人を採りたいけど、そもそも応募もこない」という声はよく聞く話しです。では採用のために何を行っているのですか?と聞くと大方の動物病院さんはこのように答えます。

・求人票を学校に送っている
・WEBのサイトに登録している
・ホームページに求人情報を掲載している
(・大学の採用イベントに参加している ※これが出来ているのは良いですね)

この記事を読んでいらっしゃる先生も大体当てはまるのではないでしょうか?しかし、ある大事なことが上記には抜けてしまっています。それは「自院のことを深く理解してもらうこと」です。

他の動物病院との違いがなにか、伝えられていますか?

上記のような活動を行うことは非常に重要なのですが、大事なことは「貴院の魅力を伝えること」です。確かに、まずはじめに大事なのは病院のことを知ってもらうことです。

参考:動物病院ホームページ「知られていない」のは「存在しない」と同義である

しかし、これは大前提に過ぎません。なぜならあなたの動物病院が採用活動を行っていることを知ってもらうのと、あなたの動物病院に応募したいと思ってもらうことには天と地の差があるからです。

採用活動には
①貴院を知ってもらうこと
②貴院の魅力を知ってもらうこと
この2つのステージがあります。しかし①ばかりに注力している動物病院さんが殆どのように見受けられます。

採用活動中の方の思考を理解する

「彼を知り、己を知れば百戦危うからず」に通じるものがありますが、まずは採用活動中の方の思考を理解する必要があります。彼ら(彼女ら)にとって、有益な情報を提供し、興味を持ってもらうことからスタートしましょう。

これは弊社で作成した、簡単な採用活動中の方の実習先を決めるまでの思考マップです。右に行けば行くほど、意思決定が進みます。

赤文字で書いている部分は重要なところです。
このあたり、あなたの動物病院では意識して情報発信できていますか?きちんと「なぜ」「誰に向けて」「どのように発信するか」を意識して情報発信しないと、誰にも響かない自己満足サイトになってしまうので注意が必要です。

参考:動物病院は飼い主の心配の芽を先に摘んでしまおう(ホームページ制作含む)

就職活動の方法は今と20年前とで大きく異なる

今の就活・転職者は気になる動物病院のホームページを「当たり前に」閲覧します。想像していただきたいのですが、「募集要項のテキストのみがズラーッと並んでいる動物病院」と、「院長やスタッフの顔が見え、働いている人の1日の流れや病院の教育システム、病院のビジョンが掲載されている動物病院」ではどちらが魅力的だと思いますか?

院長レベルともなれば、ホームページを見なくともその病院の評判を推し量ることができる部分もあると思いますが、就職活動中の方はそうはいきません。彼らは限られた情報の中で自分にあった病院を探すことになるのです。そして彼らにとっての情報源の多くはインターネットや就活イベント、学内にある情報冊子などと非常に限られるのです。

求人に力を入れたいのに、求人ページに求人要項しかない動物病院は要注意

以上を踏まえると、求人活動に力を入れたいのであれば、「応募者の気持ちを考え、適切な情報発信をしましょう」ということになります。求人要項しか掲載せず、問い合わせも電話のみ、というのは「超強気な動物病院」のみが取れる方法です。忘れがちですが、求職者は夜中にあなたの動物病院を閲覧している可能性もあります。問い合わせやエントリーフォームはきちんと設けるようにしましょう。

求人サイトがあることの副次的な意味

最後に、求人サイトが充実していることの副次的な意味についても述べたいと思います。求人サイト作成にまで手が回るということはつまり、WEBを使ったプロモーションも重視しており、新しいものを導入する文化があることも意味しています。同時に、そういったものに予算を使えることも分かるので、「この病院の経営は大丈夫だろうか、、」という不安を払拭することにも繋がります。

弊社では関東、九州、関西を中心として集客、採用、ホームページ作成、運用、アクセス解析を通じて成果の出るホームページ制作を行っています。まずはお気軽にご相談ください。

WEB集客の相談から
採用支援までお手伝いします。

現在の動物病院のサイトがしっかりと運営をされているか、
SEOに問題はないかを無料で診断しております。
WEBを活用したセミナー依頼も無料(交通費のみ頂いています)にて承ります。
まずはどのような点にてお困りか、お気軽にご相談をいただけますと幸いです。