2018.03.14

動物病院ホームページにおけるSEOの基本とスマホ化の重要性

動物病院のホームページにおけるSEOとは?

こんにちは。株式会社HUMOの高濱です。 今回は皆さんも耳にされることのある「SEO」についてのお話をしたいと思います。 SEOとは「検索エンジンの最適化」です(Search Engine Optimizationの略)。では検索エンジンの最適化とは具体的にどういうことを指すのでしょうか。弊社では「検索結果で自院の動物病院がより多く表示されるために行う一連の取り組みのこと」と定義しています。噛み砕くと、「検索からお客さんをたくさん呼び込む取り組みのこと」です。 ホームページを見てお客さんから来院してくださるようになれば経営の一助を担えます。例えば、「動物病院のある地域名+動物病院」などの検索で自院が検索結果の一番上に表示されたら来院するお客さんが増えそうですよね。 なお、SEOの目的は集客や人材募集、ブランディングなどがありますが、今回は集客について的を絞ってお話をしたいと思います。 では早速ですが、SEOに取り組むにあたり大事なことについてお話しします。 それは「グーグルが評価をするサイトを作りましょう」ということです。

Googleが評価するようなサイト、とは?

以前ご紹介したとおり(動物病院のホームページを上位表示させるために知っておくべきグーグルの正体)、日本では9割以上の方がグーグルの検索エンジンを用いて検索をしています。ではグーグルが評価するサイトを作るためにはどうしたら良いでしょうか?それは「検索するユーザー(お客さん)にとって高品質な情報を提供すること」です。 この高品質という言葉はグーグルが使っている言葉なのですが、動物病院に置き換えると「お客さんの役に立つ情報」と置き換えることができます。 「お客さんの役に立つ情報」だと抽象的ですので、具体的なお話をします。 グーグルは検索ユーザー(お客さん)に有益な情報を届けたいと考えています。そのために、200を超える判断基準を用いて、グーグルはユーザーの役に立つサイトを判断しています。判断基準の一例をあげると、実際にお客さんがアクセスした数や閲覧時間、閲覧ページ数などがあります。

検索順位=役立つサイト人気投票ランキング

役に立つためには「お客さんが欲しいと思っている情報を届ける」必要があります。 では、お客さんが欲しい情報とは何でしょうか?それを考えるためには、お客さんが「情報が必要になっているシチュエーション」について考える必要があります。 ここで一例を挙げたいと思います。 街の動物病院として予防医療に力を入れているところがあるとします。この病院はお客さんにどう情報を届けたが良いかを見てみましょう。 あるお客さんは友人との会話でフィラリア症に関する話を聞いたので、家の近くにフィラリア症対策ができる動物病院を探しています。この時、お客さんはこのような疑問を持ちました。 ・フィラリア対策にはどういう方法があるのだろうか ・フィラリア対策にはいくらくらいかかるのだろうか ・注射とお薬のメリット・デメリットは何だろうか ・病院ではどれくらい時間がかかるのだろうか ・病院の予約はできるのかろうか ・どんな先生がいるのだろうか ・家からは近いだろうか こういった情報を先周りして自院の動物病院のホームページに掲載しておくことで、お客さんの「そうそう、この情報が欲しかった!」という反応を引き出すことができ、また、お客さんにじっくりとホームページを読んでもらうことができるようになります。 ここで大切なことは、お客さんが欲しい情報をわかりやすく届けることです。 お客さんが求めている情報を届けることで、そのホームページの閲覧ページ数や閲覧時間が伸び、最終的にはグーグルが「このサイトは役に立つサイトだ」と判断をし、検索順位を上げるのです。つまり、検索順位=役立つサイトの人気投票ランキング、と言えるのです。 (※厳密には技術的な要素なども関係してきますが、今回のテーマはSEOについて簡単に理解することなので、今回はイコールとしています)

中身が良ければ伝わる、わけではない

少し話がそれますが、私たちが色々な動物病院さんのホームページを見る中で、もったいないなと思う時もあります。それは院長先生の想いや、診療科の内容、実績は素晴らしいのに、それが正しく伝わる表現がなされていない(=見せ方が惜しい)時です。 「動物病院そのものが良いので、ホームページに力を入れなくても大丈夫」とお考えの先生もいらっしゃると思いますが、お客さんは動物病院を探すときには、まず「近くの動物病院を検索、比較する」ものです。 私たちが怪我をして病院に通うときにも、まずは「近くにどういった病院があるのかな?」「近くに◯◯病院と◯◯病院があるが、どちらに通おうかな?」と考えませんか。そのようなお客さんにとって、あなたの動物病院を判断する基準は、ホームページや口コミなのです。いくら中身が良くても、外見が良くないのは損なのです。 「人は見た目が9割」という本が以前売れましたが、動物病院も同じことが言えます。私たちはまず見た目から入ります。ただし、外見だけ立派でもダメですし、「どう、私たちスゴイでしょ?」というスタンスでも当然ダメです。このあたりはうまく見せるテクニックが必要です。

スマホでのアクセスが6割以上

お客さんが求めている情報を基に、ホームページの内容を充実させるのがSEOの基本ですが、忘れてならないのはホームページのスマホ化です。私たちのデータでは動物病院にもよりますが、6割から8割がスマホからのアクセスです。病院にいるとPCからしかホームページを見ない方も多いのは承知していますが、本当はPCよりもスマホでの表示がどうかを気にするべきです。 スマホ化していないサイト(スマホからアクセスすると、パソコンの画面が表示される)をまだ見かけることがありますが、スマホからのアクセスが多い時代にパソコン表示を出すということは「私たちはお客さんの利便性は配慮しません」と言っていることと同義です。 更に、グーグルも現状のスマホからのアクセスがパソコンよりも多い現状に鑑み、スマホ表示が適切にされるサイトの順位を上げる仕様に変更することを発表しています。 もし、自院のサイトがスマホに最適化されていないのならば制作会社さんにスマホ化したいのですが、と相談されてはいかがでしょうか。特に病院までの「アクセス情報」がパソコン表示しかないところは早めに手を付けられることをおすすめします。スマホの画面を親指と人差し指を使って大きく引き伸ばしながらアクセス情報を読み取らなければならず、お客さんの困っている姿が容易に想像されるからです。(特に年配のお客さんにそれを強いるのは優しくないですよね)

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